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【美術館】奇想の系譜展に行こう【感想】

奇想とは

奇想とは「普通では思いつかない考え。奇抜な考え(広辞苑)」。

東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展・江戸絵画ミラクルワールド」に行ってきました。

奇想の系譜展

kisou2019.jp

美術史家・辻惟雄が1970年に著したロングセラー「奇想の系譜」をフューチャーした展覧会。

同書でも取り上げられた江戸時代の革新的な画家6名

さらに本展示会では、同時代の画家2名も展示されています。

画家の独特の世界観による作品が展示されており、満足できました。

なかでも私のお気に入りは、

伊藤若冲:像と鯨図屏風

陸の王者・像と海の王者・鯨がお互いに対峙するような、白と黒のコントラストが特徴的な屏風でした。

若冲といえば鶏図ですが、屏風の大作もよい。

曽我蕭白:唐獅子図

非常に大きな作品。迫力満点の唐獅子。

長沢芦雪:白象黒牛図屏風

大きな白い象と小さなカラス。大きな黒い牛と小さな犬。この対比が絶妙な作品。

特にポメラニアンのような小さい犬が、、、、モフモフしてかわいいのなんの。

長沢芦雪:なめくじ図

なめくじとその軌跡を一筆書きのように書いた作品。シンプルですが、これもよい。

白隠慧鶴:すたすた坊主

ユーモラスな坊主です。こんな坊さんがいたなんて。

最後に

前提知識がなくても楽しめる作品が多く、間口の広い展示会になっています。

書籍「奇想の系譜」もあわせて購入したので、さっそく読もうと思います。

奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

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