【今日の一枚】西郷隆盛筆・敬天愛人【東京国立博物館】
こんばんは。強い台風13号が接近中です。外出の際には気を付けてください。
東京国立博物館で見つけたお気に入りの作品を一枚ピックアップして紹介します。
今回は上野といえばあのお方。西郷隆盛の書です。
額字「敬天愛人」
西郷隆盛(1827-1877)の自筆の額字です。「敬天愛人」の意味は「天を敬い、人を愛する」。西郷の思想を代表する言葉として有名。
引退し鹿児島に戻った明治6年(1873)以降の筆跡とみられる。
東博と西郷どん
もともと、上野公園がある場所は、寛永寺の敷地でした。しかし、上野戦争(西郷隆盛率いる政府軍vs幕府側の彰義隊)で寛永寺は焼け野原になりました。
その後、寛永寺跡は上野公園となり、続いて東京国立博物館が移転して来た。という歴史があります。もし西郷隆盛が上野戦争を決断しなければ、上野公園や東博はこの地になかったかもしれません。
ほかにも大久保利通の肖像画など、本館2階「書と絵が語る明治 明治150年記念」、9/2まで開催中。
西郷どんを見ている方にはおすすめです。